人形供養 / 成田 八富成田斎場
2021/02/08
皆様こんにちは。
今日は人形供養についてご紹介できたらと思います。
人形供養とは、文字通りお人形やぬいぐるみを供養する日本独自の文化です。
大切にしていた人形やぬいぐるみを捨ててもよいのか?ゴミと一緒に捨てるのが忍びない。と悩まれる方はとても多いと思います。
そんな方におすすめしたいのが人形供養です。
人形供養の歴史は古く、室町時代の末頃から人形供養を執り行っているお寺があります。
日本では、全ての物に神が宿っているという考え方はありますが、特に古くから大切にしていたものには魂が宿るとされています。
そのため、思い出が詰まったお人形やぬいぐるみなどを粗末に扱うことに対して抵抗を感じる方が多く、そうした方々の想いから役目を終えた物に対し感謝の意を込めて供養する人形供養という習慣が生まれました。
人形供養を執り行うにあたって、最も一般的な作法がお焚き上げになります。
お焚き上げは、日本で古くから執り行われてきた伝統的な風習で、役目を終えた大事にしていた物を処分するときに執り行われます。
魂が宿っているとされている物が、火で燃やされる(焚き上げられる)ことで浄化されて天に還っていくとされています。
なお、お人形やぬいぐるみに限らず、手紙や写真、書籍、お札などもお焚き上げの対象になります。
人形供養をお願いするにあたり、次の方法があります。
・お寺や神社に持ち込んで供養してもらう
・お寺や神社に郵送して供養してもらう
・専門の業者に依頼して供養してもらう
・葬儀式場で開催される人形供養祭などで供養してもらう
・無料(買取)で供養してもらう
・ご自身で供養する
という方法があります。
それぞれの供養方法について、ご紹介していきます。
・お寺や神社に持ち込んで供養してもらう方法について、お寺や神社では、もともと不要になった破魔矢やお札をお戻しして処分していただいたり、遺品整理のお焚き上げをしていただけるところも多くあります。中には人形供養を特化して受け付けておられるお寺や神社もありますので、近所にそのようなところがあれば、そちらに人形供養をお願いすると良いでしょう。
・お寺や神社に郵送して供養してもらう方法について、人形供養をしていただくお寺や神社、企業、団体などによって送り方が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
なお、一般的な送付方法としては、お人形やぬいぐるみを白い布や半紙で包み、必要書類などと共に段ボールに入れて、元払いで送付します。
お人形やぬいぐるみを包む際、これまでの感謝の気持ちも込めて包んであげると良いでしょう。
・専門の業者に依頼して供養してもう方法について、もし近所で人形供養を受け付けているお寺や神社がないようであれば、専門の業者に依頼するという方法もあります。
専門業者に申し込むと、郵送の段ボールなどが送られてきますので、その中にお人形やぬいぐるみを入れて送り返しましょう。
・葬儀式場で開催される人形供養祭などで供養してもらう方法について、葬儀会社や葬儀式場で開催時期などは異なりますが、年に数度人形供養祭や人形供養サービスを開催していますので、その際にお人形やぬいぐるみを持ち込んで供養してもらいましょう。
・無料(買取)で供養してもらう方法について、遺品整理などを取り扱っている買取業者が行っている人形供養を利用される方もいらっしゃいます。
お人形やぬいぐるみ以外にも大切にしていた物や美術品などの買取もお願いすることで、人形供養を無料でしてもらえることもあります。
・ご自身で供養する方法について、お人形やぬいぐるみの人形供養をご自身で執り行うこともできます。
ご自身で人形供養を行う場合は、まず入浴などでご自身の身を清めます。そして、お人形やぬいぐるみを丁寧に拭き、汚れを落としたら、塩を振って清めて白い紙に包みます。
最後に弔いや感謝の言葉をかけたら、他のゴミと混ぜないように自治体指定のゴミ袋に入れて封をします。
お寺や神社によっては、供養の内容やサービス、費用の設定が異なっていたりすることもあります。
そのため、人形の種類や個数、大きさなども考慮した上で、どのように人形供養を執り行うかを検討すると良いでしょう。
清雲でご相談していただければ、人形供養していただけるお寺や神社をご紹介できますので、ご気軽にご連絡ください。