世界の葬儀 エジプト
2022/06/08
今回はエジプトの葬儀について触れていきます。
エジプトで有名なのがご存じミイラですが、今現代での葬儀についてはどう行っているのでしょうか。
エジプト人の90%がイスラム教徒であり、イスラムの葬儀や埋葬のやり方に従って執り行っています。
イスラムの慣習により亡くなってからできるだけ早く、できれば亡くなった日の日没前に遺体を埋葬するよう定められており、できなければ、3日以内に埋葬する必要があるそうです。
イスラム教徒では、死は終わりではなく、通過点であると考えられていて、最後の審判まで眠りにつき、最後の審判を迎えれば復活して天国へいくことができるとされる死生観があります。
イスラムの教えでは、葬儀や墓は質素なものでなければいけないと教えがあり、遺体を布でくるみ、棺に納めて、お墓に埋葬(土葬)するだけです。
しかしエジプトの人々は、人生で最も大切なのは再生復活であり、死んだらあの世で生き返り、永遠の生を受けること。
生まれ変わったあの世で欲望を満たしたいと願いました。
古代エジプトの人たちが、ミイラづくりが盛んだったのはこのためであり、肉体を残しておけば、魂がそこに宿り
死んだ後もこの世の人たちに会えると思われていたからです。
現代の人たちにもそれが受け継がれてきており、お墓は簡素なものから別荘のようなものまで様々ありますが、死後の世界へ向ける気持ちは同じです。
死後の世界を信じ、復活できるようにと死者への取り計らいを見せ、死後の世界でも何不自由なく暮らせるようにと
その思いがとても伝わってきます。
古代から現代へ、弔い方が変わっても気持ちは古代から変わってないのがとても良い葬儀の形だと思います。
やすらぎ葬祭清雲では葬儀についてのお悩み・ご相談を承っております。
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