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輪廻転生と六道 その2

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輪廻転生と六道 その2 / 成田 八富成田斎場

輪廻転生と六道 その2 / 成田 八富成田斎場

2021/01/29

前回のブログの続きです。

日本人の持つイメージで地獄には行きたくない、天国に行きたいと思われる方が大半だと思います。

亡くなるとどうして草履を履かせたり、杖を棺に入れたりするのかは実は理由があります。

人が亡くなるとまず死出の山を越えるそうです。この山を越えるのがとても大変なので、旅支度が必要になるのです。

そしてこの山を越えたらいよいよ10人の王に裁かれるのですが、1人目の王は秦広王(しんこうおう)で、天国へ行く人も地獄へ行く人もここから始まります。

ここで針の山を超えて行くのですが、この山を越えるために必要なのが草履です。

針の山を越えると2番目に出てくるのが初江王(しょこうおう)です。その裁きの前に衣領樹(えりょうじゅ)という木があるみたいで、その木の元に奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんねおう)という人間の姿をした鬼がいて、着ていた服を奪衣婆が剥ぎ取り、その服を懸衣翁が枝にかけるといいます。

枝のしなり具合で、罪の重さが測られるみたいです。

その後みなさんが知っている三途の川を渡るのですが、三つの渡りかたがあるから三途と言います。

1番罪が軽い人は橋を渡ります。悪さが少なかった人は浅瀬を渡ります。1番罪深い人は激流を渡ります。

大蛇、竜などがうようよしているところを泳いで渡ることになるのでとても大変です。

子供のうちに亡くなった時は賽の河原に連れて行かれ、そこで永遠に石を積み上げることになります。

三途の川を渡ると3番目の宋帝王、4番目の五官王が続くとそうです。

五官王が持っているのが業のはかりという天秤で、一方に重しがついていて、もう一方に亡者が乗せられ、地獄行きかどうかが決まります。

そして我々がよく耳に聞く5番目の閻魔王が出てくるのですが、忌日と十王は関連があり、一七日(初七日)で秦広王、五七日で閻魔王が出てきます。

七七日(四十九日)で極楽浄土に行くのか、あるいは地獄を含む六道輪廻に戻されるかが決定するそうです。

ただし、6番目の変成王(へんじょうおう)、7番目の泰山王(たいざんおう)は今の裁判所に例えると高裁と最高裁です。

地裁で最初の判決を下すのが閻魔王です。

十王の8番目は百か日の平等王(びょうどうおう)

9番目が一周忌の都市王(としおう)

10番目が三回忌の五道転輪王(ごどうてんりんおう)がいますが、なぜいるかというと今で例えるなら、再審請求です。

最終的には三回忌の時に行き先が正式に決まるのです。

前回のブログで説明した六道ですが、悪い順に地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天となり、天は天国ではなく、天人や天女が住むところとされており、天に行ったとしても必ず衰えてやがて死を迎えるそうです。

そして一からやり直して、6つの世界をぐるぐる回るのが六道輪廻です。

六道輪廻から脱却して極楽浄土に行けるかどうかを今の私たちの行い次第ということですね。

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