やすらぎ葬祭清雲/葬儀のお返しについて:感謝の気持ちを伝えるためのマナーと注意点
2024/11/15
葬儀の場では、多くの方が故人への弔意を示し、遺族を支えるために香典やお花などを贈ってくださいます。その感謝の気持ちを示すために行うのが「お返し」です。お返しには様々なルールや配慮があり、遺族の方にとっては頭を悩ませる部分も多いかと思います。今回は、葬儀のお返しの基本的な考え方と具体的なマナーについてご紹介させて頂きます。宜しくお願い致します。
1. 葬儀のお返しとは?
葬儀のお返しとは、弔問者が故人や遺族に対して表してくれた気持ちや贈り物に対し、感謝の意を込めて返礼品を贈ることです。「香典返し」とも呼ばれ、いただいた香典や弔慰金に対して一定の金額相当のお品物を贈ることが一般的です。
2. お返しのタイミング
葬儀のお返しのタイミングは、地域や宗教のしきたりによっても異なりますが、一般的には四十九日法要が終わった後に送ることが多いです。四十九日は故人が仏の世界に旅立つ重要な節目とされており、遺族が少し落ち着く頃でもあります。
3. お返しの相場
お返しの金額は、いただいた香典の「半返し」から「三分の一返し」が目安とされています。例えば、1万円の香典をいただいた場合は、3,000円~5,000円程度のお品物をお返しすることが一般的です。ただし、故人とのご縁の深さや関係性によっても異なる場合があるため、柔軟に対応することが大切です。
4. お返しの品物の選び方
葬儀のお返しには、日常的に使えるものや消耗品が選ばれることが多いです。特に以下のようなお品物がよく選ばれます。
お茶やコーヒー:日持ちがよく、どなたにも喜ばれるお返しとして人気です。
タオルやハンカチ:実用性があり、気軽に使っていただけるため安心です。
洗剤や石鹸:消耗品として家族でも使いやすいお品物です。
お菓子や食品:賞味期限が長く、家族みんなで楽しめる食品も選ばれています。
また、カタログギフトも近年人気があります。相手に好きな商品を選んでいただけるため、幅広い世代に対応できる点が魅力です。
5. のし紙の書き方
お返しの品には、感謝の気持ちを表すために「のし紙」をつけます。以下のように書くのが一般的です。
- 表書きには「忌明」「満中陰志」などと書くことが多いです。
- 水引は黒白または双銀(地域によっては黄白)を使用します。
※ 地域によって使う表書きや水引が異なる場合があるため、迷った際は葬儀社や専門店に確認することをおすすめします。
6. 手配のポイントと注意点
お返しの品は葬儀社でセットになっていることもありますが、こだわりたい方は自分で手配することも可能です。注意点としては、以下の点が挙げられます。
ご家族や親しい友人など特にお世話になった方へのお返しは、通常よりも少し高めのものを用意するのも良いでしょう。
まとめて発注する場合のスケジュールも大切です。四十九日を過ぎてから手配することが多いので、注文から配送までの期間を考慮してください。
7. 香典返しに込める思い
お返しを選ぶ際には、弔問者が故人に捧げた思いを汲み取り、それに対する感謝の気持ちを表すことが大切です。お返しの品物自体はあくまで感謝の象徴であり、品物を受け取った方が「故人のことをしのび、あたたかい気持ちを感じられるように」との気持ちでお贈りすることが重要です。
8. 最後に
葬儀のお返しは、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。細やかな心遣いが故人の思い出をより豊かにし、弔問者との関係を深めるきっかけにもなります。形式にとらわれすぎず、感謝の心を込めてお返しを選んでみてはいかがでしょうか。
お返しについて不安や悩みがある場合は、葬儀社に相談することをおすすめします。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
やすらぎ葬祭清雲では葬儀についてのお悩み、ご相談を承っております。
八富成田斎場、さくら斎場、山桑メモリアルホール、山武郡市広域斎場、芝山清雲ホールでの施工も承っておりますので
ご気軽にご相談ください。