やすらぎ葬祭清雲/葬儀の際に菊の花が使われる理由
2024/05/17
皆さんこんにちは堀戸です。今日は葬儀の際に菊の花が使われる理由についてブログ書かせていただきます。
よろしくお願いいたします。
葬儀の際に使用される花にはそれぞれ意味がありますが、日本において特に菊の花が用いられる理由には深い文化的、歴史的な背景があります。このブログでは、なぜ菊の花が葬儀で使用されるのか、その理由について説明させて頂きます。
1. 永遠の象徴
菊の花は長寿の象徴とされています。その理由は、菊の花が非常に長持ちすることにあります。長く咲き続ける菊の姿は、「不朽」や「永遠」を連想させるため、故人の魂が永遠に続くことを願う意味が込められています。葬儀の場で菊の花を使用することは、故人への永遠の思いと追悼の気持ちを表すことになるのです。
2. 仏教との関連
日本は仏教の影響を強く受けています。仏教において、菊は高潔さや清浄さを象徴する花として扱われています。菊の花はその清らかな姿から、故人を清め、天国への道を照らすと信じられています。仏教の教えに基づいて、葬儀で菊の花を使用することは、故人が安らかに次の世界へ旅立つことを願う意味が込められているのです。
3. 季節感と美しさ
菊の花は秋に咲く花であり、古来より秋は物思いにふける季節とされてきました。秋は生命の終わりと再生を象徴する季節でもあり、葬儀にふさわしい時期と考えられています。また、菊の花はその美しさからも、故人を敬う意味が込められています。美しい菊の花が葬儀の場に飾られることで、故人への感謝と敬意が示されます。
4. 歴史的背景
日本では奈良時代以降、菊が中国から伝わり、宮中や武士の間で愛されるようになりました。平安時代には貴族たちの間で菊花を愛でる文化が広がり、菊が高貴な花と見なされるようになりました。この影響で、菊は格式のある花として葬儀に使われるようになったと言われています。歴史的に高貴な花とされてきた菊は、葬儀の場にふさわしい花として選ばれ続けています。
5. 天皇家との関わり
菊は日本の天皇家の紋章(菊花紋章)としても使われており、尊い花とされています。天皇家のシンボルであることから、菊は敬意を表す場面で用いられることが多く、葬儀でもその伝統が続いています。天皇家との関わりがあることから、菊の花は特別な意味を持ち、葬儀においても重んじられているのです。
まとめ
菊の花が日本の葬儀で使用される理由は、その永遠の象徴性、仏教との関連、季節感と美しさ、歴史的背景、そして天皇家との関わりにあります。これらの要素が組み合わさり、菊の花は故人への尊敬と永遠の安らぎを象徴する花として広く用いられています。葬儀における菊の花の意味を理解することで、私たちは故人への思いをより深く感じることができるでしょう。
今日は少し葬儀に使用される菊の花についてお話してみました
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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