やすらぎ葬祭清雲/野辺送りとは
2024/02/21
皆さんこんにちは堀戸です。
今日は「野辺送り」について説明させて頂きます。宜しくお願い致します。
野辺送りは、かつて土葬が主流だった時代に行われていた葬儀の儀式ですが、現代ではあまり見かけることがありません。"野辺"は墓地や埋葬を指し、この儀式は故人の魂がこの世に戻らないようにするためのものです。例えば、三度回りと呼ばれる儀式では、出棺や土葬前に棺を3回左にまわすことで、故人の方向感覚を狂わせ、魂が戻らないようにする意味があります。仮門を作り、棺が家を出た後にその竹の仮門をくぐらせ、門を燃やすことで、死者の魂が家に戻らないようにするといった儀式もあります。棺を運ぶ際は天蓋で日光を遮断し、道中は神社などの聖域を避けるなど、穢れを避けるためのしきたりも見られます。野辺送りが終わった後は、参列者がお風呂に入り、穢れを落としてから膳につくなどの儀式が行われることもあります。現代では土葬が少なくなり、火葬が主流となりました。そのため、野辺送りの形式も変化しています。一部の地域では、火葬後に霊柩車ではなく遺骨を持って葬列を組むケースも見られます。また、葬祭ホールで葬儀を終えたあと霊柩車を先頭に家族の乗った車両が連なり火葬場へ向かいますが、この車列が現在の野辺送りの葬列と言えるのかもしれませんね。
「野辺送り」について簡単に説明させて頂きました。どうもありがとうございました。
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