やすらぎ葬祭清雲/せかいの葬儀 マサイの葬儀
2023/09/27
皆さんこんにちは
ケニアと言えば長距離マラソン選手かマサイ族が頭に浮かぶかなと思います。今日はアフリカの戦士マサイ族の自然葬の一種である、獣葬(風葬)について書きます。伝統的に、ほとんどの人はエンカイ神が世界を創造したと信じており、自分たちを神の選民だと考えていました。近年では、マサイ族の中にもキリスト教徒、イスラム教徒の方が増加しているため、この考え方も徐々に変わってきているようです。
彼らは来世を信じて居らず、人間が他界すれば彼の旅がそこで終わる、魂が体を去ったと信じています。父の胸という習慣がありまして、父親が他界する前に全息子が来て、父親に敬意を払わなければなりません、従わない人にエンゴキ(呪いや罪に似たもの)が課されると考えられています。そして父親の財産を息子達で分け合い、各息子は少なくとも1つの貴重な所有物を受け取ります。
その次に、故人をオスの牛の血に浸した布で負い獣の居る茂みに置いて来ます。最初の夜に獣に食べられると、良い人と見なされます。ただし、2日目の夜までに食べられないと故人は悪い人と見なされます。親戚が動物の生贄を差しだし故人の隣に置きます。
昨今、キリスト教が増えており、埋葬するのが主流になっておりますが一般的な埋葬と違い自然に分解されやすい形での埋葬を行います。マサイ族がお墓を恐れる為どこに埋めたか知らせる十字や墓石を置きません。腐敗処置を行わってない普通の棺入れて埋葬します。
これがマサイ族の葬儀埋葬の形式となります。