やすらぎ葬祭清雲/お清めの塩
2022/09/20
今回はお清めの塩について触れていきます。
お清めの塩とは、通夜や告別式の後、自宅に入る前に体に振りまき、邪悪な気を家の中に持ち込まないために行われる行為です。
一般的に会葬礼状や香典返しに挟まれていたり、葬儀場内に置いてある場合や、葬儀の規模がでかい場合は
葬儀場の出口に塩が敷かれて、参列者がその上を通って帰る場合もあります。
身内や親族の葬儀の場合は、お清めの塩を振らなくても良いとされています。
またお清めの塩以外にも、通夜振る舞いで出される食事やお酒もお清めの一つとされ
地域によっては、お米や味噌、大豆、魚、団子等を食べてお清めとされています。
葬儀に使われる塩には2つの役割があります。
1つは穢れを払う役割
もう1つは細菌の繁殖を抑えるためと言われています。
塩には長期間の保存に適した劣化の少ない物質で、現在のようにドライアイスで遺体を保存することができなかった時代に
塩の性質を利用して死体が腐敗するのを遅らせたそうです。
また塩を作る際の過程で、海水を火で煮詰めることから、不浄なものを洗い流す水と不浄なものを焼き尽くす火の
浄化作用が込められたとされています。
そうした考えから、目に見えない穢れに触れる葬儀で体を清めるために塩が渡されるようになったとされています。
お清めの塩の使い方は、胸、背中、肩、足元の順番に塩をかけ、足元に落ちた塩を踏んでから家の中に入ります。
そうすることで、穢れが家の中に入るのを防ぐ意味があります。
お清めの塩をもらった際に、なるべく使い切るようにしましょう。
葬儀の際に配られる塩は非食用なので、余ってしまった場合は各家庭のごみで捨てるか、庭に撒いても大丈夫です。
やすらぎ葬祭清雲では、葬儀についてのお悩み・ご相談を承っております。
八富成田斎場・さくら斎場・山桑メモリアルホール・山武郡市広域斎場・芝山清雲ホールでの施行も承っておりますので
ご気軽にご相談ください。