火葬の仕組みについて 2
2022/07/11
前回の続きです。
前回は火葬炉が大きく分けてロストロ式と台車式があると説明しました。
火葬炉では温度を800度以上にすることが国によって定められております。
理由は、800度以上にすることで、ダイオキシンなどの有害な物質の発生を抑える効果があります。
逆に低温で焼いてしまうとダイオキシンが発生していまい大気汚染に繋がってしまいます。
ただ温度を上げすぎてしまうと遺骨まで燃えてしまい、灰になってしまう可能性が高いので
800度から1200度の間に設定されています。
旧式の火葬炉は800度から950度まで温度を上げられましたが、新型の場合は900度から1200度まで温度が上がるようになりました。
温度が上がるということは、火葬にかかる時間を短縮することも可能になり、2~3時間かかるものが1時間弱程度で終わるようになりました。
しかし前回のブログでも書いたように、男性や女性、体格によってか変わる為、必ずこの時間に終わるという確証はありません。
最新設備のある火葬場ではコンピューター制御で管理されている為、職員の技術に依存しにくくなり、火葬60分と冷却10分の合計70分と火葬時間が短くなります。
また火葬が終わってもすぐに収骨というわけでなく、冷却時間があります。
骨や火葬炉は触ると危険な状態なので、必ず冷却時間が設けられます。
また骨に金属やガラス等がついていないか確認をし、遺骨を頭から足先まで並べていきます。
次回は火葬できない物について触れていきます。
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