火葬の仕組みについて
2022/07/10
火葬を行うにあたり、待ち時間が長いと感じた方は少なくないと思います。
しかし、人間1体を焼くとなるとそれなりに時間がかかってしますし、焼けた後でも骨を冷ます時間も必要になってきます。
今回はその仕組みについて触れていきたいと思います。
火葬炉には大きく分けて2種類の火葬炉があります。
1つはロストル式で、棺をロストル(オランダ語で火格子という意味)の上に置き、バーナーで焼く方法のことです。
ロストル式は構造上、骨の受け皿と棺の間に入っていて、このロストル式は網のように隙間がある為
焼いて骨になってくるとその隙間から骨が落ちていく仕組みになります。
そしてもう一つは台車式と呼ばれ、日本で多くの物がこれになります。
台車式では台車に乗った棺を主燃料炉という場所まで運搬し、バーナーで台車ごと棺を燃やす方法です。
遺骨が綺麗な状態で残ることや、においがロストル式と比べて少ないです。
火葬にかかる時間は、ロストル式は燃焼効率が高く、火葬にかかる所要時間は約60分程度で早くても約40分程度です。
対して台車式は構造上酸素が少なく燃焼効率が低いので、所要時間は約60分~70分程度になります。
またどちらも年齢や体格により誤差が出てくるので、これらの時間より早くなるか遅くなるかは故人体格や年齢次第になります。
次回も火葬炉について触れていきます。
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