世界の葬儀 オーストラリア
2022/06/19
本日はオーストラリアの葬儀について触れていきます。
オーストラリアでは世界中から移民が集まり、多民族国家で有名です。
そのためさまざまな宗教や出身国があるので、葬儀も違った形になっていきます。
故人がどの宗教に属し、その国の文化の背景により、葬儀をどのように執り行うのかを確認したほうがよいでしょう。
オーストラリアでもっとも多いのは宗教はキリスト教なので、オーストラリアでのキリスト教の葬儀について紹介します。
故人が亡くなって葬儀を行う場合は、故人が生前通っていた教会、または斎場(ヒューネラル・パーラー)で行われます。
式では棺の前で牧師からお話があり、遺族からの弔辞、また写真のスライドショー等も行ったりします。
式が終わると、故人が好きだった曲を流して退場という流れで、鳥や風船、シャボン玉などを空に飛ばしたりもあります。
その後、式場近くで軽食を食べられる場所で、参列者と遺族が語りあう場所が設けられます。
日本みたいに厳格な葬儀というわけではなく、喪服というのもオーストラリアにはありません。
男性なら黒またはダークカラーの無地のスーツに同色のネクタイ、女性は黒色のスーツ、またはワンピースが基本とされていますが、黒色の服であればジャケットでなくても大丈夫だそうです。
女性では柄の入った袖なしワンピースを着る人もいますが、葬儀ということを忘れないよう、清潔感ある服装が好ましいです。
しかし遺族から生前故人が好きだった色の服で来てほしいと要望があれば、別の話です。
またオーストラリアでは香典を渡す文化はありません。
海外では香典を渡す国はほぼないので、日本独自のものかもしれませんね。
そのかわりにメッセージカードや花を贈ることが、遺族に対してのお悔やみの気持ちを伝えられるものです。
しかし宗派によっては花を贈る文化がない場合は注意しましょう。
次回もオーストラリアについてです。
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