世界の葬儀 ガーナ共和国 2
2022/06/07
前回の続きになります。
ガーナでは人が亡くなってから葬儀を行うまでに、1カ月~3カ月かかります。
理由は莫大な葬儀費用がかかるため、準備をするのに時間がかかってしまいます。
一般の人の葬儀にかかる費用は日本円で約20万円、村長や偉い人になると約50万円くらいかかっていまいます。
ガーナ人の平均月収が日本円にして約4000円程度なので、資金調達に時間がかかるわけです。
その間は故人を遺体安置所の冷蔵庫に保管されています。
資金調達ができると金曜日の夜に遺体安置所から故人を家へと運び、遺族が故人の身体を拭いたり、化粧をしたりします。
村の広場にテントが設営され、テントの下に故人を移動し、遺族や知人、親戚が最後のお別れを告げます。
その後は一晩中、爆音の音楽とともに朝まで踊り続け、土曜日の朝に葬儀が開かれます。
毎週土曜日の午前中にどこかで葬式が開かれているので、外部の人でも葬式を見学させてくれます。
教会の牧師様が先導し、参列者全員で故人にお祈りを捧げ、その後はお墓まで参列者は太鼓や打楽器、ブラスバンドの演奏等をし、歌ったり踊ったりしながらお墓まで運びます。
良く動画サイトで見られるのはこのあたりの光景です。
日曜日に教会に行き、故人を偲んでお祈りを捧げますが、ここでも太鼓や歌、踊り等、ガーナでは明るいお葬式を行っています。
日本とは真逆の葬儀の形ですが、ガーナでは立派な葬儀の形ですのでとても華やかで楽しい葬儀の形ですね。
やすらぎ葬祭清雲では葬儀についてのお悩み・ご相談を承っております。
八富成田斎場・さくら斎場・山桑メモリアルホール・山武郡市広域斎場・芝山清雲ホールでの施行も承っておりますので
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