屈葬とは?
2022/04/14
屈葬とは、埋葬の際に死者に手足を折り曲げた姿勢を取らせた方法です。
姿勢でみるとかなりの変化があり、あおむき、うつぶせ、横向きなどのほか、うずくまった形の蹲葬や、あぐらをかいて坐った姿の坐葬も、屈葬に含められます。
赤ちゃんがお腹の中で取っている姿勢が一番伝わりやすいですね。
日本では縄文時代に見られた葬送のひとつで、屈葬の理由は、埋葬の際、穴を小さく済ませるためや、赤ちゃんと同じ体勢にすることで魂の再生を祈るため、悪霊として再生するのを防ぐためなど、様々な考えがあるようです。
縄文時代は、死者を屈葬や伸展葬と呼ばれる埋葬方法で住居の側に穴を掘っただけの墓「土壙墓」に埋葬していました。
弥生時代になると、屈葬から一転して伸展葬が行われるようになります。
屈葬とは逆で、身体を伸ばして埋葬する方法です。
伸展葬に変わった理由はいくつかありますが、わざわざ身体を曲げる時間的余裕がなくなったことや、死者が生き返らないことがわかったからだとされています。
古い時代の埋葬方法や葬儀のやり方など、いろいろ諸説があるようですが、時代の流れとともに埋葬や葬送のやり方などが変わってきているので、その流れについて今後説明できればと思います。
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