納棺師とは
2022/03/21
葬儀をする際に、ご遺体をそのままというわけにはいきません。
ご遺体を葬儀を行うまでの間に綺麗に保たなければならないのですが、それを行ってくれる方こそ納棺師なのです。
納棺師とは亡くなった方を棺に納めることを主に葬儀の進行や遺族の配慮をしたりといろいろな仕事がありますが
ただ棺に納めるだけではなく、防腐剤を使用して遺体の腐敗を抑えたり、含み綿を使って表情を良くしたり、衣装を着せたりすることが仕事です。
映画「おくりびと」を見たことがある方は分かりやすいかと思いますが、納棺師は湯灌や死化粧なども行うことから別の呼称で
「湯灌師」や「復元納棺師」とも呼ばれていますが、親しみをこめて「おくりびと」と呼ばれています。
湯灌(ゆかん)と葬儀の前にご遺体を入浴させ洗浄することです。
現世での悲しみや苦しみ、穢れを洗い落としてきれいな体で旅立つことや、来世の生まれ変わりを願うことの意味合いがあります。
納棺師は葬儀社にいることもあれば、納棺師が経営している葬儀社もあり、依頼を受けて来る場合もあります。
また葬儀社の社員が納棺をしてくれるところもありますが、手厚く本格的な納棺の儀を遺族として望んでいるのであれば、専門の納棺師を手配しなければなりません。
納棺師を依頼した場合の相場はだいたい8万円~10万円ぐらいですが、葬儀会社やオプションの有無によって変わってきますので、あくまで相場として見てください。
納棺師には資格や学歴は必要ありませんが、知識や技術を身に着けておく必要があります。
そうした学ぶ方法としまして、一つ目に専門学校があります。
葬儀や納棺師に関係する専門学校があり、学べる分野が幅広いです。
さらに納棺師を募集している企業との繋がりがあるため就職活動も有利になります。
2つ目は葬儀会社で直接学ぶ方法です。
葬儀会社で求人をおこなっているところに就職して、業務をおこないながら知識や技術を直接学ぶことができます。
メリットとしては学びながらお金がもらえるという点ですね。
3つ目に納棺・湯灌の専門業者に就職することです。
あまり知られていませんが、納棺や湯灌を専門としている業者がありますので、そこに入社すれば納棺師に必要な知識や技術を身に着けることができます。
亡くなってから葬儀を行う間までの間は、衛生面にも気を付けなければなりませんが、遺族が故人のことを見れる最後の時間でもあります。
その時間だけでも少しでも長く綺麗な状態にしてあげられるのが納棺師の仕事でもあります。
遺族の悲しみを和らげられることもでき、悔いのないお別れができることでしょう。
やすらぎ葬祭清雲では葬儀についてのお悩み・ご相談を承っております。
八富成田斎場・さくら斎場・山桑メモリアルホール・山武郡市広域斎場・芝山清雲ホールでの施工も承っておりますので
ご気軽にご相談ください。