枕団子その5/八富成田斎場
2021/10/30
宗派別団子のお供えの仕方
初七日や四十九日など葬儀後の法要で団子をお供えする際には、宗派での決まり事やマナーについても事前に確認しておきましょう。
団子のお供えの仕方は、地域での慣習だけでなく、宗派によっても異なる部分があるため注意が必要です。ここでは、真言宗や浄土真宗など宗派の違いをご紹介します。
真言宗
真言宗の御本尊は、大日如来です。大日如来は、宇宙そのものであり、全ては大日如来から生まれたと考えられています。
真言宗の仏壇は、最上段に御本尊である大日如来を置くため、仏様にお供えをするもの以外は最上段にはお供えしません。最上段には、手すりのような(結界)があり仏様の世界と俗世に隔たりを作っています。
故人を供養するためのお供え団子は、お位牌の近くに置くのがマナーです。
曹洞宗
曹洞宗の御本尊は、釈迦牟尼仏です。座禅の教えを重んじるのが曹洞宗の特徴で、自分の行動を改めることで、仏の心に近づくことだできるとう教えを信仰しています
曹洞宗の場合、最上段の真ん中に御本尊を置き、その両端にご先祖様のお位牌を配置します。又、その一段下にお供え物を置くのがルールです。
曹洞宗では、(線香・お花・灯明・お水・飲食)といった五つのお供え物を基本としています。お供え団子は(飲食)として御本尊とお位牌の一段下にお供えしましょう。
浄土真宗
浄土真宗は、南無阿弥陀仏と唱えると全てのものが救われるという教えで、信仰心を持ち往生すれば、亡くなった後はすぐに成仏できると考えられています。
枕団子は、亡くなった後の故人が極楽浄土に行くまでに悟りを開く間に食べるものです。(すぐに極楽浄土に行ける)という教えである浄土真宗には、枕団子は必要ないと言われています
その他、分からないことは住職に聞くのが一番です。分からないことは遠慮なく聞きましょう😊
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