枕団子その4/八富成田斎場
2021/10/29
地域の習慣で異なるお供え団子
お供えする団子の数はバラバラで、(10個)や(49個)(故人の年齢)でお供えする場合もあります。それぞれの数字の意味は以下の通りです。
10個:四十九日までに万が一極楽浄土へ行けなかった場合に、初七日から三回忌までに行われる(死者の審理)の回数に因んだ数
49個:故人の生まれ変わる世界が決まる大切な時期である(四十九日)に因んだ数
故人の年齢:亡くなった方が長寿であった場合、お供えした枕団子を食べると長寿をあやかれるという言い伝えに因んだ数
団子をお供えするとこの3つの注意点
お供えする団子は、どのようにおいても良いわけではありません。お供えをする際にきをつけたいポイントが3つあります。
仏事にはたくさん方が参列しますので、団子のお供えの仕方がマナー違反にならないようにきをつけましょう。ここでは団子の積み方や、団子の下に敷く半紙の折り方などを詳しくご紹介します。
積み方にも決まりがあります
積み方はお供えする団子の数によって異なりますが、基本的にはピラミッド型になるように積み上げることを覚えておきましょう。
お供えする方が多い6個の場合は、団子を5つ丸く並べ1番上に1つ乗せます。六道のイメージをしており、(高く積み上げることで1番上の天上まで上がって行けますように)という意味です
他の数の場合も同様に2〜4段の三角錐型に積み上げます。49個や年齢の数など団子の数が多くなる場合は形にこだわる必要はないでしょう。
団子は仏様・故人へ向ける
火葬前の場合は、枕団子をお皿に積み、枕飯などを乗せる枕前の手前側におきます。地域によって右端に置く場合と両端に置く場合がありますのでお住まいの地域の風習を確認しましょう。
また、お盆やお彼岸などで団子をお供えする場合には、団子を置く方向にも注意する必要があります。団子おn下に敷く半紙の平な面をお仏壇の方に向け尖った面が自分の方に向くように置くのがマナーとされています。
枕団子の場合はお皿の上に直に置くのが一般的ですが、もし半紙を敷く場合は団子の向きにも気をつけましょう。
半紙は左が上になるように畳む
団子の下に敷く半紙は、仏事の際と慶事の際に折り方が異なるため、注意しましょう。仏事で使用する場合は、左側が上になるように折り重ねます。具体的な半紙の折り方は、以下の通りです
・半紙が縦長になるように広げて置く
・半紙の右上を左手前斜めに向けて折る
・尖った面が自分の方に向くように配置する
といったような所作が必要です。次も枕団子の話をしますね。長くてすみません😅
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