葬儀・お葬式のお悔みの言葉のかけ方 / 成田 八富成田斎場
2021/01/13
故人の死を悼む気持ちをお伝えをする時に、なんと伝えればいいか分からない時はなかったでしょうか?
お悔やみの言葉にはマナーがあります。失礼にならぬよう、避けたい言葉などをここで紹介できればと思います。
お悔やみの言葉とは弔問時に大切な方を亡くした、ご遺族に対して思いやりをもってかける言葉です。
「このたびはご愁傷さまでございます。」「お悔やみ申しあげます。」
このような言葉が代表的です。
「愁」は物悲しさを意味し、「傷」は強い悲しみを意味します。
愛するご家族の死に際し、ご遺族は深い悲しみを感じていらっしゃいます。
お悔やみは故人の死を悼む気持ちをこめながら短めに伝えるようにします。
故人と親交が深かった場合は特に想いがあふれ、いろいろと伝えたくなるかもしれませんが、ご遺族の負担を増やさぬよう配慮します。
声のトーンは抑えて小さめの声で挨拶するのが基本です。
死因や故人の年齢によってお悔やみの言葉をかえることもありますが、こちらから死因を尋ねる事は控えましょう。
一般的なお悔やみの言葉として「この度は誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申しあげます。」と伝えます。
お伝えするタイミングはいつ、どこで伝えるかによって添える言葉がかわります。
たとえば葬儀の受付では基本的なお悔やみの言葉につづけて「お参りさせていただきます」といった言葉を添えます。
仏式なら「ご焼香をさせていただきます」といった言葉を添えます。
通夜で通夜ぶるまいに呼ばれ退席する時は受付で「おもてなしに預かりました。今日はこれで失礼いたします。」と伝えます。
葬儀に参列できず後日、喪家を訪ねる場合は、一般的なお悔やみの言葉の後に参列できなかったことを詫びる言葉「あいにく仕事で遠方におり、ご葬儀にうかがえず、失礼をお許しください。」を添えます。そのうえで、「お参りさせていただきたい」旨を伝えましょう。
その他にお悔やみの言葉として不適切な言葉をあげていきます。
不幸を重なることを連想させる言葉
「重ね重ね」「たびたび」「ますます」「もう1度」「引き続き」「繰り返し」
直接的な言葉は言い換えましょう。
「死亡」「死去」「死ぬ」「亡くなる」・・・「ご逝去」「他界される」
「急死」「事故死」・・・「急なことで」「突然のご不幸」
「生きる」「生存中」・・・「ご生前」「お元気なころ」
これらの言葉は注意が必要なので是非覚えておくと良いでしょう。